地獄の沼／海島亜美

私は最近、絵の具を垂らしながら自画像を描くことがある。それらはどれも、泥沼から這い上 がってきた自分を表現している。 今回の泥沼は、自己嫌悪を象徴している。自己嫌悪の沼にハマると、そこから抜け出すのは難 しく、何もできなくなり、行動することさえままならない。 この作品は、そんな泥沼の中で必死にもがき、泥だらけになりながらも、何とか這い上がろう とした私自身を描いたものである。辛くても、嫌でも、とにかくやるしかない。私が私を奮い立 たせ、どうにか人の形を保とうとする。

使用素材：アクリル絵具、キャンバス
制作年：2024年
サイズ：F10号 / 455 × 530 mm
額縁：なし
エディション：1/1
作品にサイン：あり
ART BORN HIROSHIMA証明書：
納品期間：約4週間
特記事項：
作品ID：240030024
アーティスト情報：https://www.artborn-hiroshima.net/news/artists/%e6%b5%b7%e5%b3%b6-%e4%ba%9c%e7%be%8e/